AIは社会にどのような影響をもたらすのであろうか。科学技術の進化は、人類を幸せにするのか。企業は、経済人はAIの進化とどのように向き合えばいいのであろうか。近年におけるAIの進化は著しいが、その進化の恩恵を、企業は十分に生かすことはできていない。また、十分な経済効果も見えない状況にある。本研究センターでは、AIの進化と企業はどのように向き合っていったらいいのか、経済人または経営者は、その進化の恩恵を受けるためにどのような教養を習得しておかなければならないのかといった疑問に正面から向き合うために、産学のそれぞれの研究者・経済人が集い、応用研究を行うとともに、教育プログラムの開発をしていくことを目的とする。

かつて、Googleはチーフデータサイエンティストとともにチーフエコノミストを置き、企業として進むべき方向を定めた。近年における我が国におけるAI関連研究は、基礎技術の研究は欧米諸国に引っ張られる形で飛躍的に進化してきているが、それを応用できる経済人・経営者の育成は進んでいない。本研究センターでは、Googleのチーフエコノミストとして活躍しているHal Varian氏の研究に大きな影響を与えたErwin Diewert教授(UCバークレーでのVarian氏の指導教員の一人)、マサチューセッツ工科大学David Geltner教授、元・日本銀行副総裁の西村清彦氏を客員教授に迎え、これらの研究者と密接な関係を持つ清水がハブとなることで、我が国を代表するAI関連ビジネスを展開する経済人をゲスト講師に迎え、AI・ビジネスの研究拠点を設立する。

 

センター長 

・清水千弘,麗澤大学特任教授,東京大学空間情報科学研究センター特任教授・日本大学スポーツ科学部教授

 

麗澤大学・学内メンバー

・小野宏哉,麗澤大学経済学部 教授

・上村昌司,麗澤大学経済学部 教授

・鈴木大介,麗澤大学経済学部 准教授

・大越利之,麗澤大学経済学部 准教授

・池川真里亜,麗澤大学経済学部 助教

・藤野真也,麗澤大学経済学部 助教

・横田理宇,麗澤大学経済学部 助教

 

客員准教授

・瀬戸寿一,東京大学空間情報科学研究センター特任講師

・清田陽司,株式会社メディンプル代表取締役社長

・土井敏郎,PropTecPlus株式会社取締役

・新井優太,リクルート住まい研究所主任研究員

・馬場弘樹,東京大学空間情報科学研究センター特任助教

・鈴木雅智,東京大学空間情報科学研究センター特任助教

・仙石裕明,マイクロベース代表取締役社長

・Xiangyu Guo,復旦大学金融研究センター 准教授

 

研究員

・川井康平,ザイマックス不動産総合研究所

・高橋佑典,富士通クラウドテクノロジーズ

・張 晨伊,富士通クラウドテクノロジーズ

・堀 貴仁,富士通クラウドテクノロジーズ

・衞藤 祥太,富士通クラウドテクノロジーズ

・川村康人,三井住友トラスト基礎研究所