Chihiro SHIMIZU  清水千弘 本文へジャンプ
Workshop

第01回研究会申込み

01申込み 08/31, 17:00-18:30

講師: 谷下雅義(中央大学理工学部都市環境学科)



地域未来創造研究会(World City) 2021:

衰退局面における持続可能性の高い都市の在り方を考える

 

オーガナイザー: 清水千弘(東京大学空間情報科学研究センター)・森政貴(EHL Hospitality Business & Hotel Management School)

 

主催: 東京大学空間情報科学研究センター,麗澤大学都市不動産科学研究センター

 

趣旨:

日本のように人口が減少している国でも成長する都市がある半面,人口が増加している国でも衰退する都市も多い.代表的な衰退事例としては,かつての米国のデトロイトやドイツのルール工業地帯に位置する都市などであり,それらは産業構造の大きな変化の中で,地域全体が衰退するという問題に直面した.

わが国では,産業構造の変化のような大規模な外生的なショックが発生していない都市でも,人口減少が止まらない地域が多く出現してきている.人口減少は,そこで再生産される出生者数が低下すること,人口流出が人口流入よりも大きくなってしまうことで発生する.人口が減少するということは,人口規模に基づき設計されていた様々な機能は,低下または停止されてしまうことになる.そして,公共サービス,商業サービスなどの低下は,街としての機能・魅力の低下を通じて,一層に人口の流出を生むという悪循環へとつながる. 

もちろん,人口減少という大きなダイナミクスを踏まえて,街そのものを最適化していくことは重要である.補助金などの持続可能性の低い社会制度を使って延命させても,最終的には,そのツケは債務の増加を通じて国民全体に及び,長期的かつ一国全体で見たときの社会厚生は大きく低下させてしまう.経済学の枠組みで整理すれば,短期的にも長期的にも,非効率な状態にある地方都市は整理されるべきであり,それを延命させるだけの強い根拠を見つけることは困難であろう.つまり,そのような人口減少にさらされている街の延命装置をいち早く外して,消滅させてしまうという選択肢が最適解になるかもしれない.

しかし,超長期で考えたときに,地方を消滅させるということは,綿々と形成されてきた文化や無形資産をも消滅させてしまうこととなり,それは二度と取り戻すことができないために,簡単に答えを見つけられるものではない.あくまでも,直感的な私論であるが,このような選択をするだけの科学的な根拠もない中では,できる限り市場メカニズムを通じた最適規模への誘導が,何よりも優先されるべきであると考える.つまり,地方創生をできるだけ効率的に進めるべきというのが,現段階での多くの方に賛同が得られる解答ではないであろうか.

地方創生への取り組みが積極されて一定程度の時間とエネルギーが注がれてきたが,その中で活力を取り戻してきた地域もあるが,多くの地域で悪化の一途をたどっていることを考えると,長期的な視野の下で,日本全体としてどのような選択をしていくのかという社会デザインをしたうえで,処方箋を探していかなければならない.

そこで,本研究会では,国内外の広い意味での街づくりの先進事例と研究動向を広く学ぶことを目的とする.

 

スケジュール:

01回 (08/31) 17:00-18:30

講師: 谷下雅義(中央大学理工学部都市環境学科)

 

02回 (10/26) 17:00-18:30

 講師: 樋野 公宏(東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻)

 

03回 (11/09) 17:00-18:30

講師: 吉村 有司(東京大学先端科学技術研究センター)

 

04回 (12/14) 17:00-18:30

講師: 村山 顕人(東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻)

 

05回 (02/17) 17:00-18:30

 講師: Jin Murakami(Urban Studies and Policy in the Humanities, Arts and Social Sciences (HASS) cluster at the Singapore University of Technology and Design (SUTD))


 

研究会メンバー

オーガナイザー: 清水千弘・森政貴

 

 

氏名

所属

浅見泰司

東京大学

清水千弘

日本大学/東京大学/麗澤大学

森政貴

EHL Hospitality Business & Hotel Management School

谷下 雅義

中央大学

西芝 雅美

ポートランド州立大学

足立 基浩

和歌山大学

樋野 公宏

東京大学/シドニー大学

吉村 有司

東京大学/MIT

村山 顕人

東京大学/MIT

村上 仁

Singapore University of Technology and Design

武藤 祐郎

東京大学/国土交通省

長谷川 貴陽史

東京都立大学

保田 隆明

神戸大学

島原 万丈

株式会社LIFULL

長嶋 修

株式会社さくら事務所

内山 博文

u.company株式会社

林 厚見

株式会社スピーク

岡崎 卓也

全宅連不動産総合研究所

矢部 智仁

ハイアス総研

青木 純

株式会社nest

福田 和則

株式会社エンジョイワークス

笠松 美香

リクルートSuumo Researchセンター

池上 明子

一般社団法人全国空き家バンク推進機構